佇む
先週の金、土は雪だった。おそらく最後の雪をずっと眺めていたな。
背景にシンデレラ城を描くのは、それ程に難しくはないのだけれど、、、
お二人の背景を描くのは難しい、ガラスの靴を描くのは難しい
4回程ご注文を頂いたことのあるお客さんから、今回は似顔絵ウエルカムボードのご注文。
出来るだけ、出来るだけじゃ良くない、良いものにしないと。。。
だけど、どう描こうかな、描けるのかなと、日にちが無くなって来たな、来週だよな。
シンデレラというイメージは、結局は恋も結婚も人生も、望みが殆どかなっていくタイプであり、
やっぱりお話でもそうなっている。
私は、ガラスの靴を履いてしまって、王子様のプロポーズを受け入れたシンデレラに
なんのロマンも感じることはありません。
むしろ雨情の抒情的な赤い靴の少女の方が、しっくりとくる。
少女は恵まれた環境にいない。港に佇んで、出港していく外国航路の船を見ている、
胸にあこがれと夢を抱いて、激しい情熱を秘めて。。。
赤い靴は少女の情熱の象徴なのだ。
今の時代に激しさを秘めた女性は少ないのかな。
表面は素朴で静かなのだけど、心には激しさを秘めている、そんな女性。
私が想う赤い靴の少女は、現代にいて欲しい。計算と理屈で割り切ることが
良しと思っている人が多い今、本牧の埠頭に、赤い靴の少女がいて欲しい。
10歳、15歳、18歳、20歳 それぞれの年代の赤い靴の少女、進学、就職、恋愛、仕事、
それぞれの年代で主題となるものが違ってくる。
夢とおそれと自分でも上手くは説明できない情熱。純真で混じりけのない情熱だから、
鮮やかに見える時があるのです。
「秋色」と描いた絵も、心の中で生きていた少女像の容です。
この水彩画にはイメージとしたモデルさんが実在しています。
昨日、お客さんから似顔絵の画像が届いた。
こんな風に送って下さったお客さんが幾人かおられるのですが、、、
サイトに掲載しても構いませんでしょうかとは、どなたも聞けずにいます。
今回は、イベント出店の時に偶然お会いして、このお話をしたら、忘れずに送って
来て頂けました。
なので、、、掲載します。
アニバーサリー似顔絵のページにも上手く載せようと思います。