物語のある絶景

久し振りにフタバ図書に寄りました。

『物語のある絶景』

こんなタイトルの本に出会いました。
この本には、日本国内の絶景の名所と
其処にまつわる物語が40個も書かれていて、、、良いですね。

これまで見た風景の写真集とは趣が違います。
絶景の写真と、その奥にあった物語が語られる。
なんとなく感動が生まれて、、、
読んでると、なんとなく行きたいなと思ってしまいます。

そもそも、なんで、、、この本に目が止まったのか。
これは、「背景に想い出の場所、耶馬渓(やばけい)を描いてください。」
大分県のカップルさんから似顔絵ウエルカムボード(ウエディング似顔絵)のご注文を頂いたからです。

この本の中に、耶馬渓(大分県)が入っていました。

この絶景の名所をご存知ですか。
ここは、日本三大奇勝や新日本三景の1つにも選ばれているんですね。
江戸時代には、「耶馬渓天下に比べるものなし」と称えられていたそうです。
11月の紅葉のころは、言わずもがなの、、、絶景だそうです。

120年程前に、、、存続が危ぶまれる時期がありました。
今でも楽しむことができるのは、ある歴史上の人物のお陰だそうです。
その人物は、、、福沢諭吉です。

振り返れば、明治27年2月のことになります。

諭吉は、耶馬渓のある大分県中津市の出身で、20年ぶりに墓参りに帰郷しました。
そして、、、耶馬渓を散策した諭吉は、その美しい景色に胸を打たれます。

その山地が売りに出されていることを耳にし、諭吉は考えます。。。
「この絶景が心ない者の手に落ちれば、 樹木が伐採されて景観が失われるかもしれない」
そこで、諭吉は自分で一帯の土地を購入することを決めたのです。

でも、自分の名前は出さず、、、旧中津藩の同僚を名義人として、3年をかけて少しづつ購入を進めました。
そして、、、
「此方にては之を得て一銭の利する所も無之」(一銭たりとも自分が利するものはではありません)
と、そのまま村の者に譲渡したそうです。

こうして、今でも耶馬渓の絶景が守られています。

諭吉が、胸を打たれ守ろうと思ったすばらしい絶景を描きます。
上手く描ければ良いけど。。。絵にするには難しい風景です。

本の中にあった通潤橋は震災の影響があったようですね。
復旧をお祈りします。

久し振りにキーワード検索をしてみました。
当サイトは「似顔絵」第6位表示となっていました。(2017.1.12現在)

似顔絵ウエルカムボード 鳥取
鳥取県の新郎新婦さんです。
其々の手に持っているのはモントスの獣神玉(新郎)、オーブ(新婦)、お二人の愛車を手前にお描きしています。お客さんの描かれたラフを丁寧に仕上げた似顔絵ウエルカムボード(ウエディング似顔絵)になります。

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