本質を掴む

インフレ率が上がると
金利が上昇するため・・・・

最近はこうした内容がサラッと書いてあることに
困惑してしまいます。

自民党が政権を奪回し、第2次阿部内閣が誕生して来月で1年が経ちます。
アベノミクスに始まった円の大量増刷によるインフレ誘導政策。

もちろん様々な要因が複雑に絡み合い
デフレ脱却は一筋縄にはいかないと思いますが、
現政府は国内経済を活性化させる上でも
なにがなんでも円安に持っていきたい・・・
そうした財政事情の深刻さを嫌でも感じることが出来ます。

しかし、このアベノミクスを普通に解釈すれば、
国が抱える借金(債務)をさらに増やしながら日本の景気を良くして行こう!!
そうしたアドベンチャー的な大きな大きな冒険
経済にもお金が回わって循環すれば良いのですが、
一つ間違えばインフレが悪い方向に影響する可能性が高いです。
景気が悪いのに物価高になる可能性があります。

基本的にインフレ率<銀行預金金利が成立します。
日本国内の代表的な金融商品でもある国債
インフレ率上昇⇒金利上昇⇒国債下落
インフレが進めば国債の価格が下落するという流れになる。
国債は国の信用力を図る目安にもなりますから
日本の信用力はどんどん失われることになり、
そうなると諸外国が現在保有している国債を手放すばかりか
一斉に日本の国債を売り始めることになるでしょう。
そうすれば金利を高くしないと国債は売れず・・・
いわゆる負のスパイラルが待ち受けている可能性があります。

そもそもなぜ?金融緩和

それは国が抱えている
もはや返済不可能な多額の借金を
帳消しにする為だとも言われています。
では、それはどのようにしてと思ったりもするのですが・・・

日銀が国債を買い取って通貨を市中に出す。
お金の流通量が増えてインフレになると
将来の物価上昇期待から消費が増えてくるという理論

お金を貸す側は将来の貨幣価値の低下に合わせて
金利を上げる必要が出て来る「今のうちにローンで」と
いう購買意識が働くという理論

消費税の増税が決まった後にはマスコミも足並みを揃えたように
こぞって報道しました。

円安になると国内での生産コストが安くつく、
輸出の利益が増える(値下げすることも出来る)
輸入のコストは当然上がるが、海外に流出した生産・雇用を
国内に戻せるという理論

大企業の対外純資産が円安で大幅に膨らみ、過去最高の利益を日本に大きく戻した
という円安による経済効果をもたらしたという理論

輸出企業にとってはメリット優位の円安ですが、
実際には今までは円高で相殺されていた原油高に伴った
物価上昇が我々国民の生活を脅かすことになっています。

今後を見て判断をすべきことですが(現、交渉中であるため)
日本は食料やエネルギー等の肝の部分で輸入依存度が高いです。
TPPを見越せば、アメリカに都合の良いシナリオが進んでいるだけかもしれない。
最重要にすべきポイントは民間消費をもっと活性化する政策を採用することなのに・・・・・
官僚たちはそれを嫌がっている。
余計な手間をかけても自分たちにお金を集めたい
それが官僚たちの本音ではないだろうか?
交渉参加を決めようとした最初の頃の阿部首相の意気込みは
すでにどこへいったのやらと感じるのは私だけだろうか?

人民日報が尖閣諸島の領有権(領土問題ではなく資源問題)の主張だけでなく
未解決だった琉球問題も再議できる時が到来した等と
沖縄まで話を拡大してきた。
中国(習近平)は反日プロパガンダに年一兆円を投下している。
過去、様々な国が経済の問題、国内の不満をそらすために
外敵を作って戦争を行った。
今、国民の不満が爆発している国家はたくさんある。
そうした自国のエゴによる争いがいつ起きてもおかしくないのである。
最近ではアメリカがシリアに軍事介入(戦争)するという話がありました。
軍事介入に対して議会が一斉に反対の姿勢を取ったので現実にはなりませんでした。
1つには多額の軍事費用がかかるからです。

アベノミクスが成功するのであれ
残念ながら失敗するのであれ
ただ、大事なことは
単に表面的な事柄だけを見るではなく
なぜそうしているのかという背景を知り、
さらにはその結果何が起こると思うのか
自分なりに考えることが重要になり
さらには実際に行動に移していく事が大切になってくるのです。

ブラックスワンに象徴されるうような100年に一度というような
出来事が世界中で頻繁に起きています。
自然災害もその一つ、記憶に新しいフィピリンを襲った史上最強クラスの
台風30号の爪痕。
今年は日本でも台風は大きな被害をもたらしましたね。
しかも年を追うごとにその被害は大きくなっている
そんな気がするのは私だけでしょうか?
また、それに加えて南海トラフ地震や東海沖地震
さらには富士山大噴火・・・
自然の恐怖と隣り合わせにいるのが日本だと思います。

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2013.11.24 挙式 しんいち&えり
店頭での10人位のサーキット仲間でのご注文でした。
いいな~とてもうらやましいなと感じました。
似顔絵ウエルカムボードNo.428

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