チョーク色の背景

街路樹が綺麗に色づいています。
落葉を待たずに、一気に気温が下がり寒くなりましたね。

席描きでお客さんに背景の色について
「これは其の人のイメージですか?」と
聞かれることが時々あります。

決まって「そうです」と答えるのですが、
実はそうではありません。
実際には数パターン決めていて、データー化しています。
それはお客さんの洋服の色や柄、髪の毛の色で決めています。
時間を決めて描く席描きでは左脳の働きが優先しています。

だからなのか・・・
イメージやアイデアを盛り込む似顔絵ウエルカムボードLタイプのような
右脳を動かす必要性のあるものを描いていると思います。

まあ、こんなことはあえて話すようなことでもありませんね。

でも、こうした似顔絵は一見しただけでも、それだと分かる位に
オリジナリティーに富んでいる必要があります。
忘れてはいけないのは背景となる街並み、小物、洋服、音楽といったもの。
そこにはお二人の趣味や嗜好が感じられること。
お客さんがリクエストされる内容が可能ならば、それに出来る限りお応えしています。
そしてその時の背景の色も大切な要素になります。
けばけばしくなく、その内容のトーンとしっくりしていることが
自分の流儀です。
プロポーズされた場所や初めて出会った場所等
こうしたお二人だけの思い出を入れたウエルカムボードは
時間が経過しても・・・今は押し入れに眠っている。
そんなことにはならないでしょう。
式が終わってもどこかの部屋にインテリアとして飾られているはずです。

多くのディテールを描くことはそれだけの時間が比例してきます。
初めて描いた似顔絵ウエルカムボードをお客さんに渡した時に
言ってもらった言葉あります。
「鳥肌が立ってきました。神戸に行っても大切にします。」
きっとそうした時間投影を感じとって頂いたのだと思っています。
だから、その言葉のトーンをいまでも思い出すことが出来ます。

サイトの該当ページに掲載する内容ではありませので、
この機会に豆知識程度に書いてみます。

この似顔絵ウエルカムボードの作成パターンには大きく分けると
<フォーマット型>と<オーダーメイド型>の2種類の作成パターンがあります。
<フォーマット型>は人物用のポーズ、洋服のデザイン、文字や背景が
あらかじめ数種類デザインとして作成されておりそこに似顔絵として
作成した顔の部分のみを付け加えるというものです。
<オーダーメイド型>はゼロからの作成するものです。

インターネット上では似顔絵ウエルカムボードを作成する業者さんの多くは
利便性の高く、生産効率の良い<フォーマット型>を採用されています。
会社としてやっているところもあり、広告による露出度も高いため、
多くの新郎新婦さんはこの<フォーマット型>をウエルカムボードだと認識されているかなと思います。
オーダーメイド型の業者さんが存在していることすら
知らない人も結構いるのではと思います。
似顔絵ウエルカムボードの業者さんはこの2種類のタイプがあります。
サイトを探しているとこんなキャッチフレーズに出会います。
手描きの似顔絵を引き立たせるために
背景や衣装は鮮やかなデジタル画像で・・・
こうした類のフレーズは確かに魅力的なことばの響きがありますね。
でも、業者さんによっては本音とは違うでしょと感じることもあるので
気を付けることも必要です。
まあ、双方にメリット、デメリットがありますので、
必要性に応じて決められると良いです。

ネットからご注文頂きましたNさんご家族
今週の土曜日が挙式ですね。
良い一日となることを願っています。
似顔絵ウエルカムボードNo.420
PS
寒くなりましたね。

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