似顔絵サービスを選ぶ基準

ネットで検索すれば、似顔絵を制作販売するサイトが数多くあり、
「違いがよくわからない」というお問合わせがあったことがあります。

ところであなたは・・・
今までに何回位、似顔絵を描いてもらったことがありますか?
こう聞かれたら、殆どの方が一度もないと答えるのではないでしょうか。
殆どの方が周りにもいないよと答えるのではないでしょうか。
そうです。似顔絵って、自分で描いた記憶もない、描いてもらうこともない。
ポピュラーな欧米と違って、けっして身近ではなく特別だからその違いも分からないんですね。
そして、肖像画=似顔絵のような堅いイメージを持たれた方も多いです。

私自身が似顔絵を描いていなければ、同じ様子だと思います。

私は実店舗を持って似顔絵を描くサービスをしていますが、
その場で描く席描きと違って、似顔絵を贈ってみたいと興味を持たれている方には、
「プレゼントするものが決まっているけど、もうひとつなにかしたかった」、
「相手の喜ぶ顔がみたかった」と
考える方がたくさんいらっしゃいましたので、
まずは以下の<3つの条件>を満たしている
似顔絵サービスを選ぶことおすすめします。

喜ばれる似顔絵を選ぶ基準とは・・・

(1)似ていること

(2)かわいいこと

(3)極端なデフォルメをしていないこと

これは似顔絵のタッチの部分についてですが
お客さんがそのサービスを利用しようと最終的に決められるポイントは値段と期間です。

似顔絵サービスというのは、

自分が思ったより高額だったり、一般的に値段がわかりにくいものです。
値段の設定理由と妥当性が良くわからない
という人も結構いるように思います。

この似顔絵を描くのにどれ位の時間がかかっているのだろうか?と考えたり、
そして私と同じような注文をする人が何人もいたら・・・と思ってみたら、
一枚に多くの人を描くならばと想像してみたら、
似顔絵の値段を改めて見た時に、制作期間を改めて見た時に、
その印象に変化があるかもしれまんよ。

この頃、こんな風に似顔絵について考えています。

今、描いている似顔絵に表情を出す時、
「どんな声をしているだろう?」
「大きな声だろうか?それとも小さな声だろうか?」
「声の高さはどうだろう?」
「話す早さはどうだろうか?早い?それとも遅い?」
「その人はおしゃべりだろうか?寡黙だろうか?」

腕はどんな感じで動くだろう?足はどんな風だろう?
身体はどんな感じだろう。
硬い感じ?柔らかい感じ?熱い、それとも冷たい感じがするだろうか?

こうした顔以外の情報
声の印象、振る舞い、たたずまいが盛り込まれているのが似顔絵だと
思うようになりました。
記憶に残る似顔絵は、けっして無表情なものではなくて
必ず印象的な表情を伴っているなと。
その人の特定の表情をうまく出して描けると、圧倒的に似てきます。
カリカチュアというカテゴリーの似顔絵アートがありますが、
その魅力が分かってきました。(最初は好きになれないと感じてたので・・・
そしてこのジャンルの似顔絵は自分には描けないと・・・)

まあ、こだわらず、偏らず、とらわれずに
私にとって似顔絵サービスはクリエイティブな作業です。
お客さんがいてそのお客さんのために代価を貰い、自分流のルールを崩さずに描くだけです。

だけど・・・

最近、感情(その人を描いてみたいな)と結びついた似顔絵を
代価を貰わずに描きたいと思った。
「大学生です」と言ったその人に感じたものは不思議な位に気持ちが落ち着いて来て・・・
そんな心地よい雰囲気でした。
受け取る印象が自分の感覚に馴染むことによってその印象は現実の顔を超える
最大のファクターになります。
俗っぽい表現ですがとても可愛い感じがして素敵です。。。

席描きの写真を撮らせてもらうことはしなくなったので、
こうして席描きでの写真を撮ったのは10ヶ月ぶりです。
席描き2013.10.19

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