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案内犬 ごん

ピーターパンのように

2017.4.1

かしこまったページにならないように
似顔絵について思うことを書こうと思います。

写真資料をお預かりした時に、明るい方です、可愛いです、さわやかで活動的です、落ち着いて威厳のある等、其の人の印象=イメージを写真資料に添えられる方もいます。
その方が似顔絵が描きやすくなるとの心遣いからなのでしょうが、たいていの場合、困ってしまいます。

『印象』これは具体的な特徴ではなく、全体的なイメージであって、、、
それはそれらの言葉の印象をそのまま似顔絵として描くことが出来ないからです。

写真資料からは目の位置が高い(高く感じるな)とか、顔の形が長い(長く感じるな)とか、おでこが広い(広く感じるな)、鼻が長い(長く感じるな)、顎が狭い(狭く感じるな)とか、そうした個々の見えるものとしての情報のみで判断することが正解だと思うからです。
そうしたバーツの大きさやポジションの違いで大人っぽいとか、真面目そうな感じとか、地味で古風というように自分が持っていたイメージ(記憶)と時々リンクすることがある位です。

私たちは、無意識に見たいものだけを見て、見たくないものは見ない傾向があるそうです。

記憶に残る顔は交番の前で見かけるような無表情な顔でなくてどこか印象的な表情を伴っているものです。
人を行動に導く動機の中では、感情にリンクしている。
これがもっとも強いものらしいですね。

人の顔を覚える時も、これと同じようなことが働いていると言えそうです。
なにげに、見慣れたものは意識することが殆どありません。
知らない土地に行った時に、普段見慣れた街の距離感と違うことに戸惑った経験があるといいます。
これは、建物の間隔や道幅が違うなどしてイメージがリンクしないからだと思います。

こうした法則性を理解されている似顔絵師さんであれば、表情を巧みに描かれている方もおられますね。
そうした似顔絵に出会うと、圧倒的な上手いなと感じます。

現代は、人間が持つ本来の生理的な速度を遥かに越えて、次々と心の中にストレスを生み出しています。
この目まぐるしい時代において、時を振り返り自分自身の心と会話できる「心の窓」を作り出すことが出来たら、、、
これも素敵なことだと思います。

当サイトは昭和という時代を強く意識して、私自身が全て作成したものです。
生意気なようでもありますが、難解な似顔絵よりも、突飛な似顔絵よりも、ポップな似顔絵よりも、、、
「シンプルである。。。どこか懐かしさを感じる。。。」
このことが大切なような気がするのです。
作家の個性を訴えるようなものでなく、なんとなく気づいてもらえるような似顔絵を描けたらいいと思っています。

平成が終わり、また一つ新しい時代になれば、
昭和という時代は人の記憶からは徐々に消えて行くでしょう。
そうした寂しいものだと。。。思っています。

2017.4.1

2017.4.17

子供の頃、夢中になった色は?
女の子なら、其々にきっと、お気に入りの色を決めていた時があったと思います。

席描きで似顔絵を描いたその女の子はピンクのフリルの付いたお洋服を着ていて、ものすごく可愛いかった。
毎度のこと、私は背景の色は何にしましょうか。とは聞かない人です。
勝手に、、、そして気ままに、、、付けます。

隣に座っていたお母さんも、真っ赤な服が似合うオシャレな感じでした。
そんな理由もあってか、、、季節が春だったということもあってか、、、お洋服の色は可愛いピンクだけど、、、
「ここの色はなんにしよう」と聞いたのですね。
その時に、付けた背景の色は鮮やかなピンクです。

とても嬉しそうに似顔絵を受け取ってくれました。
それから、多分10秒位の時間だったかな。
俯いてモジモジしているように見えたんですね。
お母さんが、「言わないと後悔するよ。」といった後に女の子が右手を出して「握手をしてください。」
そう言ったんです。とてもビックリしましたね。

そして、その子は「Memorys」というタイトルのついたアルバムを見せてくれました。
私が描いたその子の似顔絵の写真が、ここに載るのだと思います。
その女の子は小学生の高学年、きっと、、、
この瞬間の「憧れ」のひとつなのかなと思います。

これは、仕事柄だと思います。。。
「似顔絵を教えて下さい」と幾度も顔を見せるゆうりちゃん、可愛い女の子がいました。
色々と一杯描いてみて、それでも飽きずに描けるなら、、、
きっと素晴らしい似顔絵師さんにも、絵描きさんにもなれると思うよ。
「上手く描けたらいいけどね。。。」
「こんな風に描いたらと、、、」一度も言ったことはありませんが、、、
結構良きアドバイスをしておりますね。

常設で似顔絵コーナーをやっている時には、こんなこともありましたいうお話です。

2017.4.17

2017.5.23

最初に出会う男の子
「僕」。。。

この似顔絵には、作品名を付けました。
沢山の似顔絵を描いていますが、作品名をつけるのは初めてです。
実はこの似顔絵がものすごく好きです。
「僕」が呼び水になり、、、そんな希望があったりします。
似顔絵は特別な人が好むもの、というイメージがあります。
でも、そうじゃないというそうした願いがあったりします。

グーグルがスマホに対応出来ていないサイトは、順位を落とします。
昨年(2016年)の11月に正式に発表していました。
これまでの習慣や価値観が大きく変わる発表です。
私は、最近まで知らないままでした。

だから、、、
今、否応なくサイトを大幅に改装している最中です。
前サイトの面影は殆ど残っていない、そんな感じになっています。
日々、目にしていた自分ですら記憶はもう薄いです。
記憶なんて、、、そんなものなんです。

広島の似顔絵専門店という紋々を消しました。
手描きということ、昭和という匂い
変わらない確かなものだけはあります。
タイムトリップの楽しさを味わえる似顔絵サイトであるなら、、、
これ以上、私はなにも語る必要はありません。
後は、感性や波長が合った方に丁寧に見て頂きたいと思います。

トップページのアイキャッチ画像ですが、デザインもコピーも全て私が作ったものです。
一番に「にがおえをポケットに!」というコピーが浮かんで、、、
そしてそれに似合うような似顔絵が描けて、、、
街の中で見かけたとしても記憶に残るような
シンプルなデザイン、そしてアンダーテキスト
とにかくシンプルに、、、
振り向いた顔が可愛い男の子
ソバカスが似合う男の子
ピーターパンのような男の子
老若男女、世代を選ばない似顔絵
簡単そうに見えますが、とことんこだわっています。

どうして、、、
このような優しい絵が描けるのか不思議!?です。
幾度となく聞いた言葉ですが、私の印象とは繋がらないのでしょうね。
その答えについては、答えようがなくて、、、いつも困っていましたが、、、本音です。

この「僕」にしてもそうです。
お客さん用の似顔絵を描いた後に、このサイト用に少しイメージを付け足して描いた似顔絵です。
こうした時には、ただ好きなように頭に浮かんできたイメージのままに描いているだけなのです。
好きなようにとは、それは自然な感じでという方がしっくりとすると思います。
『自然にと。。。』
世の中の勝手な流れに融合する感覚にはなれないが、私の手で描いた似顔絵が、たとえ一時でも、人の心に触れて愛おしいとか、幸せと思う気持ちを感じて頂けることが出来たなら。。。
描いた意味が大きいなと思えます。

私が描いた似顔絵の主題(モデルさん)、表情は全部お客さんがくれたものです。
今、絵を描くことに必要な10本の指があることに感謝です。

ありがとうございました。
この言葉は、サイトの改装がすべて終わってから書こうと思っていました。
もう少し、時間が掛かりそうですし、こうした気持ち(言葉)が消えない時に。。。
感謝したいと思えた時に。。。

「僕」にはモデルさんがいます。
今にも卓也くんが動きそうです。とお母さんからメールを頂きました。
そう、卓也くんは、アイドルです。

もうひとつすごく好きなキャラを作りました。
案内犬のごんです。こいつ、めちゃ可愛い。。。

s-siroisyojo.jpg

昔、描いた一番好きな水彩画です。
葵ちゃんという女の子でした。

2017.6.27

新しいスマホ仕様のサイトも約9割近く出来上がりました。
手つかずの数ページと各ページの微調整と検索を意識したテキストを織り込んで行けば完成となります。
これは、予想していた通りにとても大変な作業(1か月半掛かりました。)となりました。
苦労した話をしても仕方のないことなので、途中で嫌にならないように、、、
可愛いキャラクターを作成しようかと。。。
それが、ポケットやポケコやポーやごんです。
ポケットやポケコはこれまでにウエルカムボードを描く際に添えたこともあるキャラですが、ポーとごんは今回のために、サイトに載せたくて作成したものです。
とても可愛いキャラに仕上がっています。

一言だけ語らしてください。
当サイトの全ての表情と色合いは業者さんに200万、300万でお願いしてもまず、出来ないと思います。
理由はシンプルです。「似顔絵」というものを知らないからです。

案内犬 ごん